柳田國男の不朽の名著『先祖の話』を、柳田の没後50周年を記念し、読みやすくリニューアルして出版したのが本書『新訂 先祖の話』です。現代かな使い、新漢字、専門語・難解語にふりがなと脚注、別注を付けた新編集。巻末には索引も収録しています。
なお、本書は第2版(市販用)としての発刊です。
家族の健全な幸せは先祖を祭ることと説く本書は、現代社会に見失われた「生と死の尊厳」を回復する警鐘の書でもある。
死者は33年後には「祖霊(先祖の霊)」となり、氏神様となって子孫を見守り、悩み苦しみをも加護するという、日本の固有信仰を始めて体系的に解き明かした柳田「神観念」総決算の書。
■著者:柳田國男 ■新訂版 監修リライト:小畠宏允、校閲:田中正明
■四六判変形 カバー装 本文332頁 自序6頁 口絵4頁 索引付き ■第2版発行:2012年8月8日
■本書の推薦者(順不同、敬称略)
佐々木宏幹(駒澤大学名誉教授) 藤本義一(直木賞作家) 玄侑宗久(福聚寺住職、芥川賞作家)
鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授) 高市早苗(衆議院議員)
倍厳良舜(融通念仏宗管長、大念仏寺住職) 河野良文(大安寺貫主)
故 鎌田忠兵衛(前衆議院議員、宝蔵院流槍術高田派第二十宗家) 中曽根康弘(元内閣総理大臣)
新谷尚紀(国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学名誉教授、國學院大学教授) 花山院弘匡(春日大社宮司)
古屋圭司(衆議院議員) 塩見戎三(元産経新聞論説委員) 川田稔(名古屋大学大学院教授)