Q10-2 現在の葬送の多様化を、どう捉えていますか?
Q10-2 現在の葬送の多様化を、どう捉えていますか?
「その他」の場合は、ご記入ください。
※順不同、文章は一部省略
◆いつも通り、昨日・今日・明日とできることを精いっぱいやるだけ【愛知】
◆石材製品卸業としてはピンチ、岐路【香川】
◆日本人としての、葬送の変化は仕方ないが、その変化が安易な捉え方により、遺族があとで後悔しない為に、葬送に関連する方たちがしっかりと道しるべを考えるときと思う【東京】
◆石材店として「墓石」を扱うこととして考えればピンチかもしれない。埋葬=墓石という伝統と既成概念にとらわれて、石材店自体が大事な事を忘れている、あるいは、見落としているのかもしれない。そして、石材店が人の終焉に携わる産業の一部と考えれば、多様化も必然なのかもしれない。ただし多様化の中に、石材店としての活路もあるかもしれない【岐阜】
◆一時の軽い動きに惑わされたくない。きちっとした供養の形を伝えていきたい【埼玉】
◆商売という観点からはチャンスなのかもしれないが、一概にチャンスとは言いたくない。影響が葬送形態という形だけにとどまらず、日本人の大切なものを失ってしまうことになるのではと考えるから【神奈川】
◆葬祭にかかわる業種の方が真剣に取り組むべき課題(良くも悪くもメディアの影響も多分にあると思う)【高知】
◆日本独自の葬送文化(=日本文化)の終焉。キリスト教は、個人(=故人)の復活を信じているあくまで個人。日本の信仰(=葬送文化)は、「生者は死者(故人)の、死者(故人)は生者の『幸せ』を思いやる」家族。その象徴が「石塔」。今後「石塔」は「日本刀」と同じ道を歩むであろう。手に技術のあるものが生き残る(生産者)。解説の力量があるものが生き残る(販売者)【奈良】
◆ここ数年、あいまいで個人主義過ぎる神や宗教観に惹かれたお客様が多く、仏教に勘違いのイメージを持ってる方が多く見られる。若い世代が散骨などに、綺麗なイメージを湧かせるのはまだわからないことはないが、70歳代のお客様で、「ご入魂式を知らない。またお墓を建てても、お坊様を呼ぶことを知らない。知ってても呼ばない」など複数件立て続けにあった。こちらでも、お墓の意味を問いかけ、最終的にお坊様にご入魂をして頂くが、お墓(和墓)とお坊様を別々の存在としているようです。お坊様から巻き込まない限り、前進はないのでは。その方々の声では、葬送のお坊様のイメージが良くないと言い、仏教も縁遠いと話される(家族葬の職員の対応については、低料金のせいかイメージは良くも悪くも無く、やはりお坊様を聖職だと考えているからこそ、そのようなご意見が出るのかも知れない)。またとても、信じる力が弱く見える。半数近くは、納骨だけの墓と言い、半数近くは仏教ではなく、亡くなった方を大自然の神様のようなものになってもらうがための墓だそうです(そこには古くからの先祖や今後の子孫といった深い意味は感じない)。安易な方法で多様化を売りに経営転換していくのならチャンスと答えますが、昔ながらの意味合いの経営となるとピンチとチャンスが表裏一体で同じ存在かと。大自然の神様を密教では、大日如来と説明したり、仏教がほんとうに嫌うに値するのか?等を模索し問いかけながら進んいる状態。お坊様の善意ある力が必要【大阪】
◆多様化という名のもとに、価値のない文化を広めている。本来は経済的に理に適っていなくても、今後の日本文化の為にしっかりとした葬送を啓蒙しなくてはならない【神奈川】
◆お墓の啓蒙【石川】
◆宗教観をもたない方が増えている(ある程度までとは予想)。旧来の葬送の仕方の知識が無く、安易に流れているのが多いのでは。費用をかけたくないのが本音かも。企業や官のアイデアで宣伝が上手、内容が簡単であるから受入やすいのでは。葬送の仕方も時代の変化【兵庫】
◆ご相談は増えているので、ある意味チャンスをつかみたいです【京都】
◆ピンチでありチャンスもあるかな。ピンチ7割チャンス3割【東京】
◆何もしなければピンチ。動いてみて当たればチャンス【岐阜】
◆チャンスにするかピンチにするか、各業者、業界の今後の対応如何にかかっていると思われる。ピンチでもあるしチャンスでもあると思う。樹木葬や散骨の流れは恐らく止められないけど数少ないけど、まだお墓を維持しようとする方がいる限りその役に立ちたい。石材業界が異業種の参入や、輸入品の増大で大きく変化してしまったが、これを機に本来の石屋の姿に戻るべきだと思う。下請けに投げての営業のみの石屋ではなく自分の手でお墓を作っていく本来の姿に【埼玉】
◆墓石業界にとっては市場が狭まるばかりで、墓石不要論を増長させる…。この傾向に墓石業界団体が歯止めを駆ける地道な草の根運動が必要である。「日本人にとってお墓とは?」日本人の精神的支柱に何をもたらして来てくれてきたのか?真剣に考え業界人全員が取組まないと墓石業界は絶滅危惧種になりかねない【大阪】