『月刊石材』ワンクリックアンケート最終回(2016年12月)結果発表!
当社メールマガジン「いしぶみ」の読者の皆様を対象に、今年から毎月1回、【ワンクリックアンケート】と題して、ご質問させていただく企画をスタートしました。2016年12月の質問は下記のとおりです。
Q、石材業界の来年2017年の景気見通しを天気予報に例えてください(1つだけ)。
2016年11月28日~12月2日まで
(カッコ内は、11月30日10時の中間発表の数字)
【晴れ】23.5%
【くもり】47.1%
【雨】26.5%、
【その他】2.9%
今年も残すところわずかとなりました。石材業界は全国的に冷え込んだ1年だったように思われますが、皆様におかれましては如何でしたでしょうか?
下記のコメントを見るかぎり、【晴れ】や【くもり】であっても、業界の置かれた状況は厳しそうです。ただ天気は変化するものであり、必ず回復するものです。台風後の晴天を思い浮かべてください。
来年も石材業界に「晴天」が続くような情報の発信に邁進してまいります。
Q、石材業界の来年の業界天気について、その理由など、何かございましたらご自由にお書きください。(一部省略)
【晴れ】
◆石材業界というくくりでは雨。お墓(納骨)業界というくくりでは晴れ。時代は石材屋からお墓屋(納骨業)という変化を業界に求めていると思います。
◆石材業界のパワーが結集して晴れると期待しています!
【くもり】
◆新規墓石数は減るが、墓石のリフォーム、メンテナンスや石製品の魅力向上で、例年通りの見通しになると思います。
◆まさに変革期です。新しい考えや行動が出来ないと淘汰されていくでしょう。石の知識だけでは食べてい
けません。幅広い知識と、高いアンテナ、柔軟かつ迅速な行動力が生き残りのキーワードになります。
◆団塊世代の要望に合うような墓石が提供できていない。搬送式や樹木葬に対抗し得る石を使った供養の形を捻りだせるかどうか?
【雨】
◆為替問題。中国側の工場能力。施主様の考え方、墓に対する意識の薄れ感。
◆葬送の多様化が少しずつ認知をされてきた。墓石業界が散骨など、法的にグレーな部分を容認し続けた結果であり、一部の業界組織が情報を垂れ流し、
本来の供養の在り方からビジネスを目的としすぎた結果で混乱させているのが原因、このままでは石材業界に未来がないのではないかと思う。本来のお墓の在り方を考えるべきではないか!
◆建築石材はオリンピック景気に期待はするものの国内加工が急増するとは思えない。
◆先祖崇拝の希薄、お墓を造らない傾向、そして霊園型の1社独占経営など、中小零細石材店にとっては難題山積という年ではなかろうか。
◆高齢化社会になり、終活産業の需要は伸びるが、選択肢の多様化と経済的な要因から墓地需要の低迷に起因して墓石需要は今後不透明と言わざるを得ない。新規霊苑をオープンしても移転に伴う需要はあるが、新規墓地墓石セット販売の需要は5年後、減少すると思っています。
【その他】
◆全国的にぐずついた天気ながら、ところにより晴れ間がのぞく。葬送形態の多様化と簡素化で墓石の苦戦はしばらく続くが、都市部の建築石材は概ね好調となる見通し。ただし墓石は経営者の意識と行動次第でいかようにも改善できると思う。
※今年1年間、アンケートにご協力をいただきました皆様、誠にありがとうございました。
心より感謝と御礼を申し上げます。