『月刊石材』ワンクリックアンケートNo.2(2016年2月)結果発表!
当社メールマガジン「いしぶみ」の読者の皆様を対象に、今年から毎月1回、【ワンクリックアンケート】と題して、ご質問させていただく企画をスタートしました。2016年2月の質問は下記のとおりです。
Q、映画『おくりびと』を見ましたか?
アンケート実施期間:2016年2月1日~5日まで
(カッコ内は、2月3日午前10時の中間発表の数字)
【見た】64・1%
【見ていない】35・9%
葬儀業界で同じ質問をした場合は、【見ていない】という回答は、もっと減ったことでしょう。【見ていない】という方のなかには、「青木新門さんの『納棺夫日記』は読んだ」という方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに、青木新門さんには以前から取材依頼をしていますが、いまだ実現していません……。
いずれにしても、【見ていない】という方は、この機会にぜひご覧ください。また小山薫堂さんによる「石工」を主人公にした作品も楽しみですね!
Q、映画 『おくりびと』 の感想、また小山薫堂さんへのメッセージなどをご記入ください。(一部省略)
◆【見た】お墓参りやご先祖様に関する映画をつくってほしい(多数)。
◆【見た】石工に関する映画をつくってほしい(多数)。
◆【見た】お墓のプロデュースをしてください。
◆【見た】石材業界必見の名作だと思います。
◆【見た】『おくりびと』の映画のようなお施主さまとの関係を築くことが、私の目指すところと思います。
◆【見た】『おくりびと』も家族・先祖供養に関連します。今の日本人はお墓をはじめ先祖供養を重んじなくなりつつあるように感じます。家族・絆・先祖供養を含めて日本人の大切な心を忘れないPRをご一緒に出来ればと思ってます。
◆【見た】多くの場合、納棺業者に委託せず、葬祭業者が自社スタッフで納棺を行なっている。納棺協会の宣伝映画のようになってしまったのが残念。
◆【見た】葬儀屋がおばあさんの変死体を現場で納棺するのは、自身の葬儀屋での経験からありえないはずです。事件性があるかどうか現場検証後、警察がご遺体を搬送し、全裸で検死台で監察医が検死解剖して、検案書が出されてから、葬儀屋がご遺体を引き取りですが。これ以外は、自身の経験を思い出して5回は涙を流しました。すばらしい映画だと思います。
◆【見ていない】土葬の時代、人は亡くなっても長らく人でしたが、火葬が普及するにつれて人はすぐに人でなくなりました。現在は、火葬のボタンを押すと同時に人から、厄介者いいえ厄介な物と成り下がります。最後まで人の尊厳を大事にする映画だと聞いております。ぜひ機会をみて鑑賞させていただきます。
◆【見た】旅立ちのお手伝いとしての流麗な所作に見入ってしまう素晴らしい作品でした。納棺という一つの産業を世に知らしめる作品として、葬送業界内外に与えた影響は大きいと思います。また『おくりびと』というタイトルは柔らかく受け入れやすい秀逸なネーミングだと感じます。
◆【見た】普段目にすることの少ない葬送のシーンなど興味深く拝見しました。納棺夫という仕事の素晴らしさを感じました。
◆【見た】子供のころ、親父がしている石屋の墓石の仕事に否を感じていました。自信を持って、友達に墓石の仕事って言えませんでした。亡くなった方をおくる遺族から、お金を取る仕事だと感じたからです。イジメとは言いませんが、周囲の子供たちから「墓石屋」と少し罵られたのを覚えています。でもぼくもこの職に就き、この仕事の素晴らしさが年を経てわかるようになりました。だからこそ、「もっと向き合わねば。もっと善い仕事をせねば。ぼくらが墓石にせねば」って、こころから思えるようになりました。忌み嫌われる死の存在。怠慢で仕事をする人たち。向き合おうとする納棺夫。こころが変化していく遺族たち。それらの情景を顕し、とても善く出来た作品だと思います。機会があれば、またこのような善い作品をつくってほしいと願っております。
◆【見た】あまり脚光を浴びない生業を映画にしてくださり大変勉強になりました。
◆【見た】毎月、JALゴールドカードの掲載誌を拝読しております。
※アンケートにご協力をいただきました皆様、誠にありがとうございました。